顔が命さ
2016/04/11
名刺に顔を出している人が最近多くなってきました。ちなみに戴いた直近100人の名刺で自分の顔写真かイラストが入っている人は17人、その前の100人だと12人って感じで当たり前に顔を名刺に入れるようになっているのですね。僕も勿論入れています。多分、20年位前だったら顔の入った名刺ってとても珍しくて、「へ~面白い名刺ですね」と会話のタネになるほどでした。今でこそ当たり前になった顔入り名刺ですが、以前のデザイン常識では掟破りみたいなところがあったと思います。名刺に掟破り的な「顔」をあえて入れる効果を考えてみました。
名刺交換をしても、翌日以後に名刺を整理するときに顔が入っていないと、どんな人だったか思い出せないことが多いのですが、顔が入っていると、「ああ、あの人ね」と記憶に刷り込まれる確率が格段に高い。以前に「人間は3回以上接触しないと相手のことを認知しない、3回以上の接触から相手に対する興味が湧き、取引の前提になる関係性が芽生える」というシーサー君的な試論を書きましたが、名刺に顔が出ていると整理している時に自動的に2回目の接触が実現しているわけで、その後実際に再会した3回目の接触時の相手の認知度が全然違うのです。
そういう意味では顔がもろに相手に伝わるフェイスブックへの投稿もこの接触回数に含められるわけです。顔を出すなんて恥ずかしいし、デザイン的にダサいと言う人も未だに多いように思います。でも顔のコミュニケーションは自然に関係性が深められるという意味で現代のマーケティングでは命じゃないでしょうか。顔を出さないと認知されるチャンスが劇的に減るわけですから、よかれと思って格好よいデザイン名刺を配っても、絶好の認知されるチャンスを逃しているのではないかと思います。顔が幅を効かせる時代なのですね。
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乗山徹
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