本当は海は青かった
2016/04/04
既存の広告、印刷などのメディア産業は、もう10年以上右肩下がりで前年売上を割り続けて今に至っています。このような縮小市場は戦略論で言うとレッド・オーシャンの状態、価格競争でしのぎを削り個々の企業の利益がどんどん削られていく世界です。レッド・オーシャン、血の海とは良く言ったもので、まさに既存のメディア回りの産業の厳しい状況を言い表しています。
一方、この血の海、レッド・オーシャンと真逆の状態で語られるのがブルー・オーシャンと呼ばれる戦略。ブルー・オーシャン、青い海、なんだか素敵な響きですね。もし、市場に新しい価値を提供することが出来れば、競争なき世界、まさに青い海を自由に泳ぎ回り、ほとんどコストをかけることなく、先行者利益を手にして市場を占有する。新しい価値を提供できなければ、血の海(レッド・オーシャン)で延々と苦しみやがて弱いものから順番に淘汰される。まさに、ほとんどのメディア業界のプレーヤーがこの世界に居るのです。新しい価値を提供できない限り、この血の海から出ることはできない。じゃあメディア業界で言うこの「新しい価値」って何なんでしょうね?それは一言でいうと「反応の上がる販促物を作る力」なのです。例えば、既存メディア事業者の代表格である印刷屋さんを例に見てみると、既存の言われたことをそのまま印刷するだけの業務は年々激減しています。これはまさに血の海(レッド・オーシャン)で価格競争の世界になっている。じゃあ、チラシや広告などの販促物の市場はどうか?実は、こちらの市場もさっぱりです。はっきり言って、中小企業に関して言うと、販促物にお金を使っている企業なんてほとんどありません。なぜなら、やってもどうせだめだと思っているから。何故、そう思うのか?既存のメディア事業者が反応のある販促物をつくってこなかったからです。でも、まさにここにイノベーションが生まれるチャンスがある。「新しい価値」を提供する、つまり反応のあるメディアをつくる力のある事業者にとっては青い海(ブルーオーシャン)が拡がっているのです。
今、血の海に見えているものが、青い海にガラリと色を変える。ここに気付いて本気で行動する経営者のみが次の時代をつくり、気付けないものは血の海の中で苦しみ続け、やがて消えていく。ここに気付いた人、早い者勝ちだよ(笑)行動しましょ。
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乗山徹
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