こんな時に声かけてね~
2016/04/11
今、僕の名刺には中小企業診断士の他にもう一つ資格名を書いています。ITコーディネーターという資格でこれも経済産業省が音頭を取って創設した資格です。昨日はこの北海道ITコーディネーター協議会の年に1回の総会で札幌まで出かけてきました。その中で以前協議会で作ったパンフレットをつくりかえるという話になり、「何か意見ありませんか?」との事。
これ作った人が横にいたので悪いかな~とは思ったのですが、あまりにも突っ込みどころ満載の反則物もとい販促物だったので「意見ありま~す」と意見を述べさせてもらいました。これに限らず補助制度のチラシなど役所がらみの印刷物って固い文字のオンパレードで手に取った人が興味を持つような作りになっていないものが多い。おまけにIT系の販促物には横文字のオンパレードや普段身の回りにいないような格好いい外人さんのモデル写真を使ったイメージ広告っぽいものが多い。伝わらないよな~。ITコーディネーターとか言っても、相手はITコーディネーターって何だ?どんな時に声をかければよいのかって全然知らないと思うんです。だから業界団体で作るパンフなら、どんな時に声をかけてねってのが誰が見ても理解できるような作りにしないと。今の世の中、皆時間がない上にFBチェックしたりブログ読んだりしなきゃいけなくて、一見しただけで面白くない、うざいような文面だと一瞬で判断して積んどく→ゴミ箱行きです。読んでもらう工夫、捨てられない文書づくりが必要だと思うわけです。
ちなみにITコーディネーターってどんな時に声かけて欲しいかというと、たとえば巷でソーシャルメディアとか言って騒いでいるけど、どうやって商売に活用したら良いの?リアル店舗だと売上が頭打ちでうちの商品をネットショップを開いて売ってみたいんだけど良く分からないし~・・・、こんな風にインターネットとかITシステムを使って売上上げたいとか興味があるんだけど、具体的にどこから手をつけていいか分からないで口惜しい思いしている人いっぱいいるんだと思います。こんな時のお悩み解決相談の窓口がITコーディネーターなのです。やっぱりネットショップ一つ開くのも投資である事には変わりなく、ばか高いシステムをつかまされて何一つ成果が出なかったというようなリスクを避けるためにも外部の専門家の客観的な意見を取り入れた方がよい。それと何かきっかけがないと興味があるんだけどで終わってしまう。それを現実の行動に移すためには、まず相談してみるのが第一歩。興味があるだけではいつまで経っても事は起こせない。本当に行動するためのきっかけにすれば良いんです。
自分らが何者かはっきりしないで声をかけてって言っても、相手は声かけようが無いよね。どんな販促物にも「こんな時に声かけてね~」の表現が必要です。
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乗山徹
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