畜産王国

2011/03/10 2016/04/29

標津町古多糠にある㈲興濃ファームの本田社長にお会いしました。

知床半島の入り口に位置する畜産ファーム。無農薬、国産飼料で無去勢牛と放牧豚の肉の生産し、この地で３５年畜産を続けられています。

今回は豚肉を使った商品開発のご相談。

本田社長のお話はとても面白く、大きな可能性を感じさせるものでした。

豚は汗腺が退化し、体温調整を飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の二層の脂肪を生み出す事で調整している。不飽和脂肪酸は気温が低くなっても固まらず、これが肉に染み出し絶妙の味覚を生み出す。

寒暖の差が大きいほど不飽和脂肪酸が多くなり当地区の気温は豚畜産に最適であるとの事。

更にこの標津地区では廃根線（はいこんせん）と呼ばれ開墾時の木の根が農地周辺に手付かずで膨大に堆積されており、その周辺の土はミネラルとアミノ酸が大量に含まれ豚のホルモンバランスを調節し、出産率を高める効果がある。

この地ほど畜産に向いた土地は無いとの事。

なるほど、浜中町農協の石橋組合長も豚畜産の大きな可能性について、先日北海道新聞に寄稿されていました。

本田社長の永年の経験から語られるお話は痛快で実に楽しい。

興農ファームのホームページはこちらをクリック！

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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