歴史は正義を変える
2016/04/06
JR北海道のトップ人事が新聞で報道されていました。不祥事続きで組織の抜本的見直しが当然で、会長はJR東日本から、社長は関連会社の社長で元JRの組合対策に長く携わった経歴とのこと。国の命令で本気度が感じられる人事だと思いました。と言うのは、あくまで個人的な見立てですが、JR北海道の問題の本質は組合問題だと思っていました。3年前の石勝線の事故、社長の連続自殺、その後も途切れなく続く事故、記録の改竄、問題の初期の頃から、この組織は、組織の体をなしていない、組合が牛耳る内部崩壊した会社だと感じていました。生え抜き経営者は無力でいくら内部で首を挿げ替えても、組合の顔色を伺うだけで何も出来ない。組合が極度に強い組織の末路はこんなものです。
何故、そんなことを外部の人間の僕が言えるのか?僕は組合が牛耳る組織がいかに組織として無力か、機能しないか、内部に居て嫌というほど身に沁みてきた。そしてその組合幹部にモノを言ったおかげで長い期間、陰湿なイジメを受けてそれが原因で転職した、今の時代では極めて特殊とも言える経験を持つからなのです。
僕がその運送会社に入社したのはもう25年以上前の話で、釧路にUターンして初めて正社員として着いた職場でした。当時、太平洋炭砿が健在で関連会社でも組合活動がさかんでした。その会社には、100名足らずの会社なのに何と組合が3つもありました。特に運転手の組合が強く、賃金や労働条件の交渉でも要求は高く、引き下がるということが一切ない。運転手は「働いてやってるんだ」って感じでした。残業も1分でも伸びたらちゃんと金はもらうからなって感じで、わざわざ洗車して残業時間を延ばしている人なんかもいて、市内の運転手から見ても賃金水準は相当高く、天国のような労働条件だった。僕ら事務員は運転手は王様、対等にモノは言えないって雰囲気でした。従業員のモチベーションは最悪。そんな会社を立て直すべく、僕が今でも尊敬する社長が親会社から送り込まれた。従業員の最悪のモチベーションを上げ、更に労働側に要求すべき事ははっきり要求してと、そのカリスマ社長が居た時代には随分、組織も健康な感じになり経営的にも立ち直った感がありました。僕もその社長の下、色んな仕事を覚えて一生懸命な日々を送っていました。そんな中、あの事件が起きたのです。
長いので続きは明日・・・・ ♪
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乗山徹
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