悪いことばかりではない
朝ランコースを定番から色々な街を走ってみようという風に変えてみると、毎日違う発見がありとても面白いです。
今、重点的に行っているのが、釧路の元町地区といって、明治時代に街として一番最初に開けて、石川啄木が明治43年に来釧した折りにも所縁の深い場所が数多くある歴史の古い街です。
そんなかつて繁栄し、その後も住宅地として多くの人口を抱えた地域ですが、今は代表的な過疎地帯、そんな事情は何となく新聞記事等では見聞きするし、車で通りかかっても活気がないな~というのは理解していた。
でも、実際に小路をくまなく走ってみると、特に南大通り裏の大町は空き地や空き店舗の方が多い感じで、過疎もここまで来ているのか・・と改めてその変化を実感しています。
小学校も以前は500mの間に二校もあったのが、一校はシルバー人材センターになっていた。
同じ施設にいるのは、元気な小学生じゃなく、元気なお年寄りに変わったわけで、まさに少子高齢化を象徴するような施設の使われ方です(笑)。
こんな変化を解説しようとすればいくらでも出来るんです。
核家族化になって、子の世代は親と同じ家で暮らさなくなって郊外にどんどん宅地が拡散されていった、とかね。
確かに結果論として都市政策的には間違ってきたのかもしれない。
まあ、でも起きてしまったことを残念がっていても始まらない。
ここはマーケティング的に考えてみましょう。
こういう過疎になった土地で何かビジネスチャンスはないか?
どんなことも裏と表があって、マイナス面ばかりが強調されるのですが、マイナスがあればプラスもある。
例えば、老人の比率が増えたから介護ビジネスもこの15年間で圧倒的に増えたわけだし、立派な葬祭ホールがバンバン立った。
それと同じで空き家が増えたら、空き家を資産に変えてビジネスにしている人が出てきて、現にキャッシュフローを稼いでいるのです。
だから、この世の中の変化を、街の変化を見つけると、ビジネスに変えられるかもしれない。
早起きは三文の徳と言いますが、本当だと思う。
あ、でも、そんなギラギラしながら走っているわけではありません。
あくまでも、そんな発見があったという話で。
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乗山徹
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