売上アップアドバイザー シーサー君

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ファーストペンギン

   

スマホ紛失騒動であたふたしていて書くのが遅くなってしまいましたが、今週火曜日は福島県いわき市の旅館こいとの女将、「ふ~ちゃん」こと小井戸文恵さんの講演を聞くことが出来ました。
昨年のエクスマ正月セミナー以来で2年ぶりに彼女の講演を聞くことになります。
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普通のお嬢さんが老舗の温泉宿に嫁いで、理想と現実のギャップに苦しみながらも、皆で力を合わせてバブル後の不景気を乗り越えて、エクスマ手法を取り入れて繁盛宿にした細腕繁盛記ならぬ「あたふた女将」(笑)繁盛記が講演の前半部でした。
ところが、あの3月11日の震災で全てが変わってしまいます。これまでの温泉、保養地としての集客が不可能になりビジネスモデルを変えざるを得なくなった。
東電原発の作業員の方々の宿として営業する道を選び継続してきて、昨年は若干の旅館の改装にも手をつけ、個人客をターゲットした温泉宿として再出発を始めたのです。

ふ~ちゃんは天然キャラで明るく話してくれましたが、もうこれは想像を絶する大変な5年間を過ごしてきたんだな~と思います。
何度か真剣に廃業しようと検討したそうですが、その度に前を向くしかないと一歩ずつ歩んできた。
この歩みを支えてくれたのが、古くからのお客さん。やっぱりここしかないと来てくれているお客さんが居たから続けてこれた。
今も街全体の入込が震災前の3割にも満たない状況の中で、「前に進むしかない」と力強く語る姿に、本当に頭が下がる思いがしました。

今朝の朝ドラでファーストペンギンの話が出てました。ペンギンには面白い習性があって、群の中の一匹が海に飛び込まないとみんな氷上に留まったまま動かないそうです。どんな危険があるか分からない海の中に最初に飛び込むのはとても勇気のいることで、餌となる魚がたくさんいるかもしれませんが、シャチなどがいて喰われてしまうかもしれません。群れの中で勇気を持って最初に海に飛び込むペンギンをファーストペンギンと呼ぶそうです。
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こういう思いをしても少しずつ前進してきたこの人たちは凄い強い人たちです。何を悪いことをしたわけでもないのに、こんな理不尽な世界に放り込まれた。
そんな中で逃げ出さずに前を向いて、日々泣いたり笑ったり奮闘努力をしてきた。
いつまでも悪い世は続かない。当然、悪いことと良いことは繰り返すわけで、環境は必ず変わるのです。
その時は誰よりも強さを身に付けたファーストペンギンとして世の中をリードしていく存在になる。そんな予感がしました。

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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