紙よ去らば
今年の年初、僕が体験した2つの出来事は一つの時代が完全に終わったことを実感させるものでした。
一番目の体験は、年賀状の来方がこれまでかなり違う様相を呈していたこと。
パソコンを変えたこともあり新たに住所録を作り直したのですが、昨年戴いた人だけの名簿にした。
新年あけて届いた年賀状を見ていて、「あれ?フェイスブック上でつながっている人から殆ど来ていないぞ」と気付いたのです。
届く年賀状はSNS登場以前からやり取りしていた人が大半。
多分、SNSでつながって普段から会っている以上、紙の年賀状を敢えて出す意味がなくなったのです。
二つ目の体験は、断捨離をして大量に積まれた不要な書類と本の山を眺めて思った。「不要な紙の時代が終わった」
何故捨てるのか?それは二度と見ないから、見ても役に立たないからです。
僕は過去役所の下請けみたいな仕事をずっとしてきたので、ひたすら紙の文書でのやり取りが多かった。それらは完全に死蔵文書です。
一方本はどうか?
捨てたのはほぼ100%ビジネス関係の本です。
ノウハウ関係の本が多い。捨てるのはもう使えないから、或いは元々内容が薄いのも含まれている。
でも殆どはその時々では即効性のある、すぐ一定程度のノウハウが手に入るものばかり。
恐らくすぐ手に入るノウハウは陳腐化するのも早いということなのでしょう。
本棚に残ったものを見ると、文学、音楽芸能は全冊残っている。
ビジネス関係では、ドラッガー、マイケル・ポーター、コトラー始め経営学の古典とも呼べるもの、財務、法律、経済学の基礎的な教科書、そしてもちろんエクスマ関係。
さらに歴史に関するもの、進化論とか恐竜関係(笑)など。
残った本に何か共通の特徴があるとすれば、多分即効性はないけど、時代に左右されない、人としてより良く生きていく上での基本が書かれてあるってことかもしれません。
SNS社会になって、ネットで手に入る情報が爆発的に増えた。
新聞も含めて紙のメディアとして敢えて世に出す必要性が無い、既に価値を失った文書が氾濫しているかもしれない。
そんな中で本棚に残る、時代に左右されないって凄い価値だと思う。
新年の2つの体験を通じて、(不要な)紙の時代の終焉をはっきりと感じた、そんな幕開けです。
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乗山徹
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