絵は時に歴史を変える
2016/04/13
一日一絵一文のシーサー君スタイルのブログは一言で言うと「絵日記」です。
このスタイルに落ち着くきっかけの一つが幕末から明治初期に活躍した北海道の名付け親松浦武四郎の文書との出会いです。武四郎は当時未開の地だった蝦夷地(今の北海道)に5回にも渡って海岸線から内陸部までくまなく歩き地域の特色、産物、自然、そこに暮らす人々の様子などの記録を残ました。その情報はその後の北海道開拓の基礎資料となりその後の北海道の歩みを決定づけた。更に当時の未開の地北海道、特にアイヌ民族の文化を伝える数少ない歴史的資料として極めて重要なものとなっています。
武四郎は小まめに当時の北海道の様子を文書と絵で記録しています。もしこれが文字の文書だけだったらあまり目に止まらずここまでの重要な資料として取り上げられる事もなく、武四郎の名も歴史の中に埋もれていたのかもしれません。そうなると当時の北海道に領土的野心を燃やしていたロシアが占有し、今頃北海道はロシア領になっていたかもしれません。
最近、筆ペンを手にしてから日本古来の毛筆で描かれた絵を真似してちょこちょこ書いています。今日の絵は武四郎が当時の釧路の高台に立って海に向かって回りの地形を描いた絵を真似した描いてみました。実は僕のマンションのベランダから見ても同じ構図で見えるのです。その後港が開発され建物は立っていますが、160年前と寸分違わぬ地形で、武四郎の絵の腕の確かさが伺えます。
文書に絵をつけると伝わり方が10倍くらい違うんじゃないかと思います。ブログに限らず文書に絵をつけると圧倒的に伝わんだと思います。それで歴史が変わるくらいですから。
「なるほど・・・・」という人は ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)
関連記事
-
お得意さん増殖の法則
売上アップセミナーの中でも、最近はインターネットやSNSを使った販促は必ず避けて …
-
ターゲットは特定の個人で良い
一昨日の松野恵介さんのセミナーで、POPやチラシなどの販促物でキャッチコピーの付 …
-
言葉は人間の証明です
僕が毎日ブログで書いている絵はハガキ絵の道具で描いています。これは3年ほど前に札 …
-
思わぬところで
道東釧路もすっかり春めいて雪どけがドンドン進む毎日です。 今年はこの地域は雪が例 …
-
不況時がチャンス
札幌の地下鉄の社内広告。 空きだらけです。 2009年のリーマンショックの時より …
-
「過去の人」と呼ばないで
最近、中島みゆきの唄がまた見直されているようです。NHK朝の連ドラ「まっさん」の …
-
テレビは終った
大型連休最終日、朝晴れてたと思ったら午後に曇りブログ文書き始めたら雷で停電しまし …
-
標茶のユルい夜
標茶(シベチャ)町って知っていますか?もちろん地元の人は知っていますが釧路市から …
-
プロフィールが命です
最近、ご相談のお問い合わせのメールや電話が増えてきています。ブログ経由の方が殆ど …
-
この世はどうでも良いことで溢れている
先週末の土曜日は釧路市光陽町のひなた食堂で沖縄料理と泡盛を呑みながら沖縄音楽を楽 …