ブランドの正体見たり・・・
2016/04/13
昨日の地域ブランドの話の続きをもう少し。
㈱ブランド総合研究所というところが全国の消費者3万人余りを対象にして毎年地域ブランド調査をやっていて2012年の市区町村の魅力度ランキングでは札幌が1位、以下京都、函館、横浜、神戸、小樽、鎌倉、富良野、金沢、石垣となっており釧路は22位、昨年の33位から大躍進となっていて道内では5番目でそんなに悪くはない。
それで注目したいのはアンケート項目です。
・認知度
・魅力度
・情報接触度
・情報接触経路(ドラマや映画、ポスターやチラシなど)【16項目】
・地域イメージ(歴史・文化の地域、スポーツの地域など)【16項目】
・地域資源評価(海・山・川・湖などの自然が豊かなど)【16項目】
・居住意欲度
・訪問目的【16項目】
・観光意欲度
・食品購入意欲度
・食品以外購入意欲度
・産品購入意欲度
今、地域ブランド力を高めるという作業をする時にこのアンケートは活用のし甲斐があると思います。地域ブランドを形づくっている要素が100%ではないとしてもある程度このアンケート項目と符合していると考えて、釧路の何がお客さんに評価されているのか、どのメディアから釧路の情報を入手しているのかを知ることができる。
例えば昨日書いたチーズ工房の情報を伝えるにはどのメディアを使えば良いかの手がかりを得ることができるし、強みをより明確に訴えた観光情報を作って流すことも可能になる。
そして何よりも目標数値が明確になる。今が22位であれば全国で何位を目標にするのか、それを実現するにはどの項目を伸ばすのか、そのために何をしなければならないか。地域ブランド化の目標と行動が明確になる。
これらを振興局や市など行政が主体で進めるのか、基調講演の講師の方が言っていたように民間組織で行うのか決めなければなりませんが行政としてまずこの調査報告書9万8千円を払って入手して欲しいですね。まず釧路の地域ブランドとしての現時点での実態と実力を正確に知ることから始めた方が良いし地域住民に地元新聞や広報で広く知らせて欲しいと思います。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」ってところでしょうか。
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今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
乗山徹
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