一本釣りより定置網

毎月１回は必ず札幌の地下鉄に乗るのですが面白いなと思うのが社内の吊り広告の数です。つい最近乗った時には随分少ないというより殆ど無い。多分景気のバロメーターというか先行指標みたいなものなのでしょう。
でもこれって多くの企業が広告をどう考えているかを見事に表している。お金の余裕がある時には広告を出して調子が悪いと真っ先に広告費を削っている。

広告って何のために出すんでしょう？基本的に自分の会社や商品に気付いてもらうためだと思うんです。だってお客さんが気付かない限りあたながいくら良い商品を持っていても永遠に買うことは無いからです。でも残念な事にお客さんは忘れる動物でもあるのです。ですから一度広告であなたの会社を見つけてもすぐ忘れます。という事は広告は一定期間をおいて継続して出さないと意味をなさないと言う事です。
釣りで言うと網を決まった場所と時期に仕掛けておく定置網みたいなものです。会社が調子の良い時だけ広告を出すというのは、暇な日に思いつきで一本釣りに出かけるようなものです。

これは広告だけでなく販促全般に言えることです。どうせなら定置網をしかけをしましょうよ。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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