うまく回らない時は

会社でも個人でも仕事がうまく回らなくなるのは良くある事、というより何事も問題なく常にうまく回っていますなんて人や組織はちょっと胡散臭い。仕事がうまく回らない時は・・・・空を見上げましょう・・・というのは冗談です。
過去に企業再生の事例でこんなことがありました。小さい店舗からスタートしたら徐々に売上が拡大して店舗が増えていった。２店、３店、４店と絶好調で増やしていったところで伸びが止まり、徐々に売上が減っていった。いつしか不良在庫が増えて、従業員のモチベーションも下がり、赤字続き、資金が回らなくなり相談窓口に。

財務診断をすると今のまま放置すると倒産は避けられない。どうするか？とても残念ですが痛みを伴う対策をまず進めるべきと提案しました。不採算事業から撤退し、有望なものを残す。いわゆるリストラです。ここまで至るとちょっとした改善レベルでは無理。外科手術が必要という事です。
仕事量が企業の能力の限界点を超えると、それまで保たれていたバランスが崩れ、全ての仕事が動かなくなる。人間の体と同じで病気になると自分の力ではどうにもならずやがて死に至る。
外科手術とは何か？企業が持っている元の能力に見合うまで企業の仕事を減らし、企業のサイズも削るという事です。
元々の自分に見合ったサイズに小さくなると見事に息を吹き返す事が多い。

ここまで大がかりでなくても自分の仕事がうまく回らずどうにもならないと感じた時には、無理をしないで仕事を減らす事を考えてみてはいかがでしょうか。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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