木を見て森を見ず

昨晩のＮＨＫの番組で何故最近の若者は海外に行かないのかというテーマで東大の就活生などを集めて討論会をやっていました。海外留学すると就職活動では乗り遅れて就活生に取ってはリスクが高いという意見が多かった。一度時期を逃すと良い会社には就職できず下手すると永遠に就職浪人だそうです。
東大に入るほど優秀な頭脳を持った人間がこんな事言っているのを聞いて僕の頭に浮かんだ言葉、「こいつらアホか」。
まあ、周りの人間がどんどん就職活動を始めて焦る気持ちは分かります。僕なんかも３０年前に周りがどんどんリクルートの説明会に行って一人俺はバンドをやるんだとか言って何も就職活動をしなかった時に、内心どんどん自分だけが世の中から置いていかれるようで本当につらかったのを思い出します。また、当時は今と違って就職したら一生安泰みたいな神話を皆信じきっていた世の中でした。

でもね、以前のブログでも書いたことあるけど、今安定していますとか言っている企業だって下手したら５年後にどうなっているか分からない世の中ですよ。今や台湾企業に飲み込まれそうなシャープだって世界の亀山工場とか言ってつい最近まで胸張っていたわけだし。
今は安定していそうに見える会社が１０年、２０年後にこけるリスクは非常に高い。
だったら若い内にしかできない海外留学で自分の力で世の中を渡っていける基礎技術や経験、能力そして世界の常識を身につけた方が絶対良いと思う。

今の若者の就活の世界で流布している常識を疑った方が良い。「木を見て森を見ず」になっていないか？
若者よ大志を抱け、おじさんも大志を抱け。顔を上げて遠くを見よう！

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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