ビジネスモデルが違う!
2016/04/17
釧路は水産の町で魚の加工製造業が基幹産業の一つとなっています。
コンサルの仕事で必ずやらなければならない作業として「強み」の発見があります。なぜあえて「強み」を発見しなければいけないのか?それは自分の「強み」はあまりにも自分にとって当たり前すぎて自分では見えないから。
自分で把握していないという事はこれがうちの「強み」なんだって表現できない。だから敢えて自然な会話の中や会社の中の掲示物など色々なデータからその「強み」を発見するのです。
先日の事例。北海道東部の近海は世界的有数の豊富な漁場です。年間を通じて季節の旬が次々に入れ替わる。その旬で取れたもの例えば今時期だとさんまや秋鮭などを大量に冷凍して年間を通じて解凍して加工するというのが一般的。先日打合せした会社では、旬の時期に獲れたものを冷凍しないでそのまま加工する。それ以外は一切作らない、在庫限り。だからあまり量をつくれないんでお客様に申し訳ないって言うんです。
あれ?量がつくれないってそれ逆に強みじゃないですか?旬の一番新鮮な原料の状態を逃さずに冷凍しないでそのまま商品化する。量は作れないけどその分飛びっきりの旬の旨みを商品に封じ込めている。同じさんまの加工品の形をしていても中味は全く別物。ビジネスモデルそのものが全く違うんですね。
まさに「安売りするな高く売れ」のビジネスモデルです。こんな自分では気付かない「強み」のある会社がとても多いんですよ。
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乗山徹
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