選ばれる理由

昨日のブログでとてもよい体験をすると人に話したくなるという話をしました。いわゆる口コミってやつですね。
これまで僕のブログで何回も登場していますが、購買にいたるまでのお客さんの心理過程を説明したのがＡＩＤＭＡ理論です。(1)Attention（存在に気付く）→(2)Interest（興味を持つ）→(3)Desire（欲しくなる）→(4)Memory（記憶に留める）→(5)Action（購買する）
それで口コミは最も強烈な(1)Attention（存在に気付く）になるんですね。だって良く知っている人に「あの店良かったよ、凄～く楽しかった」とか「何食べても美味しいしメニュー選ぶのも楽しいし」と言われると、へ～絶対行ってみたいとなりますよね。

でも何故口コミをしてしまうか、元をたどれば口コミの主が「とても美味しかった」とか「楽しかった」とか「お店の人と話せて嬉しかった」とか「ゆったりして心の底からくつろげた」とか特筆するほど良い体験をしてそれを(4)Memory（記憶に留める）したからなのですね。オーナー独自の店作りや思いが結実した結果なわけです。選ばれる理由を地道につくってきたからお客さんが人に話したくなるほどの体験ができる。やっぱり店作りが全ての基盤です。

実はもう一つ、この店を選んだ理由が思い当たるのです。最近、両親も高齢で心配なので毎朝顔を見にいっています。いつも同じ信号待ちをしている正面に広告用の電光掲示板があり、この店も広告を出している。最近は広告を出す会社が少ないらしく信号待ちしている間にいやでも目に入ってくる。知らない内にこのお店の名前が脳にインプットされているのです。

何故今回この店を選んだのか？僕が以前のよい体験の(4)Memory（記憶）を思い出したから？それとも電光掲示板で店名を(1)Attention（存在に気付く）気づかされたから？多分、どっちが欠けてもダメなんですね。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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