思いが足らない

あなたはこれまで他人の一言でガツーンと気付かされるって事ありませんでしたか？
一昨晩のニュースステーションに日航の再建を果たした稲盛和夫さんが古舘伊知郎のインタビューに答えていました。
数値の管理を部門毎に徹底的にやらせるとか地道な道のりを紹介していましたが、インタビューの最後に「何故、日本の経済は元気がないのか？」との問いに
「今の日本の経営者には思いが不足しているからだ。」と一言。

今の韓国や中国の経営者、そして戦後復帰から経済大国になるまでのかつての日本の経営者に在って、今の日本の経営者にないもの、それは「強い思い」なのだと言います。
この人が何故あの誰もが再生は無理だと考えた日航を再生できたのか理解できたように思います。一言で相手をその気にさせる力。
一言で今の日本を喝破したのです。経営者だけではありません、働く人もそう、若者から年寄りまで今の日本人に欠けているもの、それは「思い」なのです。
強い「思い」があれば、絶対あきらめない、ぎりぎりのところで踏みとどまり、「思い」を達成するまで食い下がれる。
逆も真なり。強い「思い」がないからあきらめる、ひたすら受身で時間をダラダラ浪費する、行動しない、考えない、誰かがやってくれるだろうとひらすら待っている・・・等々。

稲盛さんも高齢の８０歳。日航だけでなく日本の再生に少しでも薬になればと思い、テレビを通じて国民が気付くような一言をつぶやいたのかもしれません。
自分は強い「思い」が全然足らないという事に気づきました。稲盛さんにガツンとやられて良かったです。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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