アテンションの勝負
2016/04/17
札幌には毎月2回ほど出張に行きますが日帰りだと丁度着いてすぐに昼食の時間になります。
僕が学生時代から全く同じ場所でやっているカレーショップが頭に浮かびました。飲食店テナントが同じフロアに6店ほど軒を並べています。
あいにくカレーショップは満席で3人ほど行列に並んでいる。まあ何でも良いかと思って一通りフロアを歩いてみて一番奥のうどん屋さんに入ることにしました。
うどん屋さんに入ってみると結構空いていて暑い日だったんで涼むのには冷やしうどんも食べて良かったんですけど、隣の永年大繁盛のカレー屋さんとの違いはどこなんだろうってまた勝手にコンサル癖が出て考えてしまいました。
このフロアはカレーショップのためにあるような造りになっている。だって通路に面してウナギの寝床みたいにカレーショップがあり、壁が無いので通路でお店を選ぶ人は食べているお客さんのカレーを嫌でも見せられちゃうわけだしフロア中においしそうなカレーの匂いが充満している。最高のアテンションなわけです。だから30年以上も繁盛店でやれるんだと思う。
じゃあ不利なつくりになっている他の店はどうしたら良いか。入り口のメニューやPOPで勝負するしかない。ところが全部の店が同じ感じで残念でしたが本日のランチのメニューと値段だけしか入り口に書いていない。
しかも実物メニューのスパゲティなんて上にサランラップかかっていてどうみても美味しそうに見えない。うどん屋さんだってせっかく酷く蒸し暑い日に冷やしうどんの日替わりを出しているんだから「この蒸し暑さ、冷えたうどんで吹き飛びます。これで午後からしゃきっと勝負できますね!」とか何とか毎日日替わりと天気に合わせてPOPの文言を変えて入り口の目立つ場所に掲示するなんて事やってもバチは当たらないと思うんですが・・・タダでできるし。
この日の僕もそうでしたが、お客さんはメシなんかどこで食べてもいいと思っています。であればもっとお客さんのアテンション(気付き、動機付け)という事に集中して集客を考えてみてはどうかな?と勝手にコンサルでした。
でもこのビルも老朽化しているし、あのカレー屋さんも新しいビルではこれまでのようなアテンションは効かせられない。大変だろうな・・・・。
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乗山徹
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