ありのままの自分で

2012/08/12 2016/04/17

昨日は中途採用者対象の合同企業説明会があってキャリアカウンセラーコーナーを担当していました。
経営コンサルじゃなくてキャリアカウンセラーってのは初めての経験でしたが、まあ全く関連ないわけじゃあないしと思って引き受けました。ちょっと異分野の仕事だったけどその分新鮮な発見がいくつもあって面白かったです。
まず一つはスタートから終了まで５時間の間に次から次へ求職者が途切れなく来て、超就職難の世の中である事を再認識しました。
それと２２社が求人企業として参加しましたが、順番待ちが出る企業とあまり人が来ない企業とかなり差がある事に気づきました。普段、経営者自ら講演や社会的な活動をしている企業には人が集まっている。良い人材を取りたいと思ったら経営者自らの経営姿勢が問われるという事だな～と思いました。

肝心のキャリアカウンセラーコーナーですが、意外といっちゃなんですが結構切れないで相談者がみえました。どんな相談が多いかというと、面接をこれまで繰り返してきたけど何回も落とされて自信がない。どうしたら良いかというもの。人によって濃淡はありますけど、本当に精神的に追い詰められている方もいて本人にとっては深刻な悩みになっている。
これってマーケティングの問題と本質的に同じだなと思いました。自分の良さをどう相手に伝えるか、履歴書などの文書や短い面接時間の中で伝えるしかないのですが、お話や履歴書を見せていただいたら、今のままでは相手に伝わらんな～ってのが分かる。
中途採用だから過去に職業経験はある人たちです。その時の良い事、楽しい事、つらい事、頭に来る事たくさんあったはず。それを一度振り返ってみる事を勧めました。その中で特につらい事、嫌だったこと、失敗した事の中にあなたの強みが育っているはず、良いも悪いもありのままの自分を出して表現しましょうね。よく見せようとすればするほど相手には格好悪く映るんですよ。営業マンがわが社の商品は素晴らしい商品でしてと口から泡飛ばしてしゃべればしゃべるほどお客さんは早く帰ってくれないかなと思うのと同じです。
ありのままの自分を表現する準備して練習しましょう。
中には実力の不足している方もいる。そんな人には今の職場で辛抱してみる事を勧めました。何故なら辛抱が実力になるからです。繰り返しになりますが、人間嫌な事やつらい事しか自分の実力にはならないから。楽した人間は無駄に年を取るだけですから。