支援機関の処方箋
2016/04/17
今朝の北海道新聞の地元欄を見ると釧路市の事業仕分けの結果が出ていて、釧路工業技術センター運営費が見直し対象になっていました。普段、職員の方々が使命感を持って一生懸命やっている姿を見ているので「ありゃ、りゃ、りゃ、これは残念!」と思いました。
事業の評価としては「地域での認知度が低い」との事。やはり認知度が低ければ、いくら良い仕事をしていても利用者である地域の中小企業はそれを知らない。知らなければ利用しないという悪循環。やっぱりこういう支援機関は利用されてナンボだから評価の低いのはやむをえないかもしれません。
隔月で釧路ビジネスk-bizに来て頂いている小出宗昭氏の運営する富士市産業支援センターは日本で圧倒的に成功している支援機関です。なんたって一月の相談件数が200件を常時超えている、まさに行列ができる支援機関です。専門家もバランス良く配置して最後結果が出るまで面倒を見るという質の面は当然あります。ただなによりも決定的に他の支援機関と違うのはその情報発信力にあります。常に成功事例をメディア(新聞、テレビ等)を使ってリリースしています。そのメディアをみた中小企業があの会社ができるんだから自分も相談に行こうという好循環になる。そのリリース量は半端じゃなく、週に何回も複数メディアの取材を受けている。メディアとの関係性も完全に出来ていて地元から全国メディア、業界紙あらゆるメディアとの関係性が構築されている。
常に利用者に気づいてもらう作業を意識的にしている機関としていない機関との差は圧倒的だという事です。良いものをもっていても誰も知らないから利用しないってまさにマーケティングの問題なわけです。
認知度の低い支援機関はこういう優れたやり方をどんどん真似すれば良い。公的機関であればメディアとの関係性が構築し易いという強みもある。そして行列ができる支援機関に生まれ代わらないといけない。
だって地域にとって、絶対必要なんですから。
「そうだよ・・・・」と思ったら ↓ ↓
↓↓ クリックよろしくお願いします
今日もマーケッター藤村正宏師のブログで勉強しよう!
乗山徹
最新記事 by 乗山徹 (全て見る)
関連記事
-
資格はつらいよ
5月末期限は税金の支払だけかと思ってたら、忘れてたものがもう一つあって とっても …
-
今年もお世話になりました
年賀状も昨晩出し終え、今日の大晦日は家のこと、買い物やらの後、嫁の実家で年越しの …
-
変わらなければならないのはあなた
全ての経営組織は人で成り立っています。昨日のブログで、情報の発信量が売上を左右す …
-
見方を変えれば
僕がエクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)を標榜して3年が経ちました。実際 …
-
人は初心を忘れる動物である
最近、「ちょっとあの店、業務の品質落ちているな~」と感じることが複数の店でありま …
-
学びと気付き
エクスマ上級者コースのウルトラエヴァ合宿を終えて釧路に戻りました。 昨日のブログ …
-
せめて淡雪とけぬまに
一昨日の記事は起業塾の卒塾のプレゼンの際、塾生の顔を書きながらいつものようにマイ …
-
紡いだ言葉があなたの人生を変える
僕の経営コンサルタントという仕事はセミナーを依頼されることは多い職種です。自分で …
-
友達の友達は友達だ
SNSで直接友達としてつながった同士は、気が合えばその関係性がより深まっていきま …
-
キャラは立った方が良い
SNS通じて友達になっている人と初対面で会うと、「今日は三線持っていないんですね …