歴史的ネーミング
2016/04/30
日本文学の中の小説らしい小説を読んだのは小学校6年生の時。
日本文学こども文庫かなんかを母親が買ってくれて「路傍の石」「走れメロス」「伊豆の踊子」などを少しずつ読み始めました。
全集のタイトルをざっと眺めていて、子供心に「面白そう」と目をひいたのが夏目漱石の「坊ちゃん」「吾輩は猫である」でした。
いかもにユーモア溢れる内容が連想され、読む前からわくわくする感じでした。
「吾輩は猫である」は日本のネーミング史上でも傑作だと思うのですが、当初夏目漱石は「猫伝」というタイトルを考えていたそうで、もし「猫伝」のまま出版されていたら、日本文学史に残る傑作として位置づけられたかどうか定かではありません。
ネーミングは「伝える」マーケティング技術でも最重要事項です。商品のネーミングって楽しんでやらないとだめですね。
昭和冷凍プラント㈱若山社長ん家のモンタ君
「犬伝」じゃあ読む気がしないかも・・・。
デザインアプリ久保さん家のボブ
乗山徹
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