北の観光リーダー養成セミナーin道東を修了
2016/04/30
昨年の10月から4ヶ月に渡って行われた「北の観光リーダー養成セミナーin道東」が修了しました。
道の経済部観光局が主催で釧路市を中心に然別湖、根室市を会場に北海道観光の現状と課題、観光商品づくり、リーダーシップのあり方等ブレインストーミングを織り交ぜながら学びました。参加者は全員私より若く、観光協会や行政の方、ホテル旅館の若だんな、企業経営者、求職中の若者など様々な背景を持った方々が集まり、私も受講生として参加しました。
良く学び、良く飲んだ4ヶ月間でした。
一言で言って・・・・・「楽しかった!!」皆、いい奴だった。
東北海道の各地域に人的なネットワークを互いに持てた事は大きな財産ではないかと思います。今回のセミナーで得たモノはこれから何度も思い出して、色々なことを感じるのではないかと思います。
今思うことは、各自自分の住む4地域(釧路市、阿寒湖、厚岸浜中、根室)に分かれて観光商品づくりをしたのですが、どの地域にも魅力的な観光資源が溢れているという事を今更ながら実感しました。
でも富士宮やきそばの講演で渡辺さんが言っていた通り、「是非東北海道にきてみてください。来てみたら素晴らしさがわかりますから」のレベルで終っていないか?
素晴らしさを伝えていない。だから来ない。観光客は年々減少している。
というのが今の東北海道観光の構造ではないかと思います。
全部そうです。博物館。せっかく見せる、伝わる展示にガラリと変えた。でもリニューアルして素晴らしくなった事を世の中に伝えていない、誰も知らないので行かない。もったいない話です。
旭山動物園。見せる、伝わる展示に動物のことを色々な角度から毎日見ている職員の目線で変えた。それをメディアを使って徹底的に伝えた。伝えることの重要性を知って行動する。それが出来ているから客を呼べる。
優れた観光資源をいかに伝えるか。伝える技術を学び実践する。言葉で情報を伝える行動が必要です。
今回のセミナーメンバーだけでなく、北海道の観光関係者全般に不足している視点ではないかと思います。それらをカリキュラムに加える必要がある。そんな事も感じたセミナーでした。
乗山徹
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