花も嵐も踏み越えて

昨日はこれから創業したいという方のご相談が２件。
事業計画も作って準備ばっちりという方もいれば、まだまだ情報収集の段階という方もいて創業にまで至らない方もいます。
創業してから事業を継続できるいわゆる生存率ってどの位だか分かりますか？
経済産業省の統計によると創業してから１０年経って事業を継続できている会社は法人で25％、個人事業で10％との事。実に法人では４社に１社、個人では１０社に１社しか残れていないということです。
何故かな？とマーケティングの４Ｐを持ち出して考えてみると
創業から安定するまでは製品そのもの（Product）の品質が低かったり安定していなかったりして走りながら作りこんでいかなければならない。販路（Place）も一から開拓しなければいけない。適正な値づけ（Price）も試しながらしなければいけない。そして何より知ってもらうために販促（Promotion）をしなければならない。
とすべて一から、しかも走りながら続けなければならない。
これが長く続けている会社であれば販促マーケティング（Promotion）は別にしても他の３Ｐ要素は安定している。

何もない地点からからこの４Ｐを作り上げていくって半端じゃない。その間集客ができなくて資金も切れればそれで終わってしまいます。
会社を一から作って成り立たせて続けていくというのは本当に大変な事。まさに男子（女子も）一生の事業です。

逆に言うと今事業を続けている方々はこの炎の中を潜り抜けてきたという事でありふるい分けで生き残って来た存在なのです。
花も嵐も踏み越えて企業社会の一プレイヤーで居ることにもっと誇りを持っても良いのではないでしょうか？
時には創業から今に至るまでの歴史を振り返ってみても良いかもしれませんね。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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