種蒔く人

昨日は建設関連業種の会社の会議でした。
北海道は元々公共事業が基幹業種といわれたくらい公共事業王国だった。だから２１世紀に入ってからは正に失われた１２年で売上は下がる一方でした。
その間多くの会社はどうしたか？
元請は社員を削って企業サイズを小さくした。下請けは元請の利益確保のしわ寄せを喰って倒産した会社も多い。その間多くの雇用が失われ１２年経って気付いたら見事な縮小均衡です。
僕がコンサルを始めた１２年前、既に公共事業の見通しが厳しい中さかんに新規事業が叫ばれたけど判を揃えたように経営者からは「新しい事をやったところは皆失敗している。うちは様子を見るよ」という答えが帰ってきました。
そう答えていた会社は１２年経ってどうなったのでしょうか？

昨日の会社はずっとチャレンジしてきました。人も切らず、赤字の期間でも踏ん張って新規事業に人材と経営資源を投資し続けました。民間向け市場への投資をずっと続けてきて一昨年あたりから数字がはっきりと出始め昨年度から収益の柱へと成長しました。
もうこの差は同業他社は追いつけません。

僕は今のこの会社を見てこう思うのです。
種を蒔いても成らない実もある。でも育った実は種を撒かない限り成る事はなかった。
行動しない限り何一つ生まれない。
そう確信した一日でした。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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