どうなる？カジノ誘致

2012/03/18 2016/04/28

昨日、阿寒湖温泉で全国カジノサミットを開催しました。準備に１年以上費やしたビックイベントでしたが、何とか終えれてホッとしています。サミットの前に全国カジノ誘致団体協議会の会議を行ないました。沖縄、常滑、能登、熱海、秋田の各地から遠路はるばる駆けつけてくれました。

４月に正式オープン前のアイヌシアター「イコロ」が会場です。オープニング３０分はアイヌの踊りと音楽を演じてもらいました。音楽、演劇専用で素晴らしいシアターだと思いました。今回の成功は会場の良さもあったと思います。音響や照明も素晴らしく、ジャズやクラシック、演劇など様々なステージにもここをどんどん使ってもらって芸術の発信基地となって欲しいものです。

冒頭、高橋はるみ知事のビデオメッセージが流れ、道の姿勢もこのテーマに随分前向きになったものだなぁと思いました。

カジノ研究での日本の第一人者で法案作成にも深く関与している美原融さんの基調講演、シンポは鶴雅グループの大西社長、まちと暮らしネットワーク代表の宮田さん、民主党衆議院議員でＩＲ議連の事務局長である鈴木克昌さん。

シンポ終了後、鈴木克昌先生を釧路空港まで送り記念写真。とても話好きなざっくばらんで楽しい方です。日本全体のこれからを色々お話してくれ、元蒲郡市長らしく現場感覚の溢れる一本筋の通ったスケールの大きな方で、すっかりファンになってしまいました。

とんぼ帰りで阿寒湖に戻り模擬カジノと懇親会です。

このカジノ誘致、果たしてどうなるでしょうか？
現在、賭博は刑法で禁止されています。競馬や競輪、宝くじなどは特別法で阻却して特別に認めらているのですがカジノを認めるには特別法が必要なのです。
美原氏の説明では、今年「ＩＲ推進法」というカジノ設置の進め方を示す枠組法を先に通す。今年の国会で上程し来年度「ＩＲ実施法」で具体的な規制事項などが盛り込まれる。いずれにしても推進法が出た段階で誘致合戦が一気にスタートするであろうとの事。
ただ民主党内でも部門会議での反対もありまだ党内調整がついていないとの事。
今年法案が出てくるかどうか、政局の不安定さもあり微妙ですね。
こんなんで１０年間も法案出てくるのにかかっているわけで、誘致団体はどこも首が長くなりすぎてくたびれたというのが本音。
ただ過去の国の動きを見てきた中では現実的に動く可能性が最も高まっているのも事実です。
釧路は誘致団体としては相当いい感じでまとまってきたと思います。
特に今回誘致ビデオを釧路商工会議所青年部のチームが作ってくれたのですが、これまで色々な団体のビデオを見た中で最も充実したものでした。よくここまで作りこんだなと正直涙が出てきました。(どこかの業者やカジノ資本に丸投げした綺麗だけど現実感の乏しいものが多い）
このビデオは公開してどんどん地元の方々に見ていただきカジノ誘致に関する理解を深めていただきたいと思っています。
いずれにしてもいよいよ「近づいてきたな」と思いました。