見えない魅力

今日は久々に三線のステージがあり朝から何だか嬉しいです。
考えてみれば不思議なもので、南国の島沖縄の楽器を日本でも一番寒い東端の釧路で奏でている人間がいる。
しかも僕だけじゃあなく、釧路もいつの間にか三線人口が増えて、僕が把握しているだけでも２０人以上は居ます。

良く間違えるのが、「沖縄の人って全員三線できるんですよね？」という事。
これは北海道の人に「熊ってどこにでも居るんですよね？」と言うのと同じ事で大きな誤解です。
沖縄の人でも三線を弾ける人は少数派で最近学校でもクラブができたり授業で扱う学校が増えてきた程度のようです。
北は北海道から本場沖縄県も含めて日本全国で三線人口が爆発的に増えてきたのはこの１０年くらい。
三線の工房は沖縄県に集中していますが、一番喜んでいるのは三線工房の親父さんたちじゃあないでしょうか？

最近、コミュニティＦＭもインターネットで全国のが聞けるようになって沖縄の放送もたまに聞くのですが、若手の民謡歌手の松田一利さんへのインタビューで司会の方が「１０年前だったら若手のミュジシャンが民謡で人気が出てファンが多くつくなんて考えられなかった」とおっしゃってました。
地元の人は古くからあるもの、普通にあるものの良さに気付かない事が多い。
外から来た人にしか見えないことって多いと思います。
この三線音楽と同じように自分らでは見えない魅力ってうちらの土地にもまだまだあるんでしょうね。
ステージの朝、そんな事をふと思いました。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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