売上アップアドバイザー シーサー君

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やばい記事見つけた

      2016/04/28

昨日の日経新聞にさらっと書いていたけど、おっ、これは重要!という記事を見つけました。「経常黒字43.9%減、15年ぶり10兆円割れ、10年代に赤字転落も、国債消化海外頼みに」といった見出しがついています。
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そもそも経常黒字、経常収支って何?って感じですよね。エコノミストや財務省の役人さんならすぐ分かるんでしょうが、昔「公民」の教科書には載っていたかもしれないが・・・。
こんな風に今一歩自分の理解が怪しいとか良く分からない言葉が出てきたら、必ずグーグルで検索すると、100%分かり易い解説が出ています。便利な世の中になったものです。
検索で一番上に出てきたやつを引くと、経常収支とは(引用しているけどめんどうな人は読まなくていいです)

「国際収支の中核で、次の4つの経常取引の収支の総称のこと。輸出入の集計である「貿易収支」、日本企業が外国で得た収益から外国企業が日本国内で得た収益を引いた額である「所得収支」、対価をともなわない開発途上国への経済援助や国際機関への拠出金の額である「経常移転収支」、また、日本人が海外旅行をしたり、その先でする買い物や食事に使われた額の集計が日本の「サービス収支」の赤字額となる。よって、「経常黒字」というと、輸入額よりも輸出額が多かったことを表す。」
とあります。

つまり海外との取引で儲けたお金の総額ですね。
新聞記事によると昨年は大震災やタイの洪水の影響で部品が不足して輸出が減ったり、原発の停止で火力発電用のLNGの輸入が急増したりして海外との取引の儲けが少なかった。
でこの流れは海外への工場移転が止まらないので今後も続き2010年代には経常赤字に転落するだろうとの事。

でここからがやばいところなんですが、
これまではこの海外取引でもうけた金(経常黒字)で日本の国債を買っていたのですが、海外取引のもうけが少なくなったり赤字になったりしたら当然国債を買う金がない。それと海外への生産移転でその金が海外への工場を建てたりといった投資に使われるため、国債が買えない。
必然的に日本国債を買うのは海外投資家にならざるを得ない。

日本の財政赤字がギリシャどころではなくGDP比世界一なのに国債が暴落しないのは、日本国債は国内の買い手が大半を占めていたから。それは外国人の比率が増えていったら?
一気に国債暴落の可能性が高まるのです。

ということで、やばい方向に近づいているって事ですね。2010年代って長くてもあと8年か。
いつまでも国会で足の引っ張り合いをしている場合ではないぞ。
頼むから財政立て直せよ。

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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