物騒な初夢
2016/04/28
去年の暮れ、最後の忘年会でタクシーに乗った時の事。
運転手さんと話してたら、「今年は本当に人が出ていないんです」とつくづく語っていました。その口調が心の底からの諦めという感じがしたせいか、その時強く感じたある想念が年が明けても頭から離れません。
その考えとは以下のようなものです。
「人が出ないのは現役世代が所得が減っていたり職を失っているから。さらにその原因は地元の企業が赤字だったり儲けが出ていないから。それともう一つの原因が富の世代間の偏在。若い世代になるほど負担が大きく所得が低い。つまり飲みに来そうな働き盛りの層が総じて金が無い。これは一時的に景気が悪いとかいう事ではなく、今の世の中の構造では変わらないどころか悪化するのは確実だ。このまま放置しては経済が壊滅してしまう。地方も国も今の延長線上では絶対将来が無い。国の形と地方の形を変える時ではないか?」
というものです。
何かをきっかけにして見える瞬間ってあるでしょう。タクシーの運転手の呟きがきっかけで僕にはその強い思いが芽ばえ、この考えが変わることはないように思います。
野田政権が消費税増税と社保一体改革と銘打って増税に踏み切ろうとしていますが、うまく行かないのではないかと思っています。世界一の借金国家である日本の財政の建て直しは急務というか手遅れに近いと思いますが、生活者から更に可処分所得が減るのですから繁華街に出てお金を使う人はもっと減ることでしょう。全ての支出に同じことが言えるわけで結局支出が減り税収は増えない。
増税だけ言っていてもダメなのです。財政を立て直すために消費税を上げるので我慢してこれまでどおりお金を使ってくれと言っても使える金が減っているのに無理してまでお金を使う奇特な人は世の中にいないでしょう。
今ままの日本で所得が増えて行くことは考えられない。今の国の形では所得は増えない。
所得を増やすには国の形を変えるしかない。道州制に国の形を改め地方独自の経済政策を採り地方に富を呼び込む。これは今の国の形、地方の形を根本から変える事。
既存政党、議員さん達では変えれないですね。
今年は乱世、大政変が起きるのではないかと予測します。
これ僕の願望的な初夢です。
乗山徹
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