北海道発、実力派です！

2011/11/16 2016/04/28

今日はラクレットチーズのオーブンの製品化に取り組む標茶（シベチャ）町の不二木材さんにお邪魔しました。
ラクレットは暖炉の火で溶かしたチーズをジャガイモなどの野菜にのせて食べるヨーロッパの家庭料理です。
フランス旅行で食べたラクレットの味が忘れられなかった三好社長は早速輸入品のラクレットを買って食べようとしたらオーブンが必要なことに気付きました。

札幌の百貨店や東急ハンズに行っても国産はなく輸入のオーブンも我が国の電気用品安全法の改正により手に入らないことが分かりました。
あきらめきれなかった三好社長、「自分で作ろうかな」と自社のホームページに投稿した所、銀座のチーズ＆ワインサロン村瀬から「それなら是非うちで使わせて欲しい」とのメッセージが届きます。これが３年半前の話。そこから２人３脚で試作開発を重ねます。
これまでのヨーロッパ製が細かな微調整や操作性が今ひとつで焼き目を調整して焦げ目をつけることができるようにしたり、高さ調整をワンタッチできるようにしたり、日本的な痒いところに手が届く仕様になるよう改良を重ねてきました。
今ではこんな感じで出しています。

現在、銀座の村瀬では圧倒的人気メニューとなっており、村瀬のラクレットは他の店と全然違うとわざわ足を運ぶお客さんが多い。

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まず第一弾の業務ラクレットオーブンを今月発売します。
北海道発、国産初の商品。
実力派です！！

追伸・・・こんな商品が生まれるのもネット社会のなせる技かもしれません。不二木材㈱の三好社長は以前から楽天に自社の木工製品のショップを構えていてネットに力を入れている。村瀬もホームページ見れば分かるように大変ネットでの情報を大切している。つまりネットの活用に積極的で情報の感度が良い会社同士なわけです。ホームページもなくフェイスブックも知らない、ネットが苦手とか言っている会社はイノベーションの機会にますます見放されるだろうなと思いました。

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