「デジカメ取りまくり」法
2016/04/28
昨日は中小企業家同友会釧路支部のマルチメディア研究会例会で僕が講師の番でした。
テーマは「「中国のIT事情」。9月に中国の瀋陽市に行った話をしたんですけど、普段北海道の東端で見聞しているのと真逆の世界なので言葉だけじゃイメージが伝わりにくい。
そこで珍道中の写真を時系列でそのまま見せながら説明を加えることにしました。
デジカメで印象に残ったものを撮りまくる習慣がついていて、海外のような自分にとって興味深いものだらけのところでは一日中パシャパシャやっていますし全然苦になりません。
これがビデオだとそうはいきません。まず重い。しかも長時間撮れない。たとえ撮れたとしても長すぎて後で見返す気にならないのです。
デジカメで千歳空港の出発から関空を経て瀋陽に着き珍道中の5日間を終えて帰路そしてJR釧路駅に着くまでの記録した643枚のデジカメ写真をプロジェクターで写しながら説明をしても1時間ちょっと終ります。で見ている皆さんが一緒に中国瀋陽に行った気分を味わえるのです。
4年前にフランスに行った時にこの“デジカメ取りまくり”を初めて試みてみたのですが、旅の記録や人に説明する時に極めて威力を発揮することが分かり、普段行けない所に行く時は必ずこれを実践しています。
何年たってもその写真を見れば詳細に記憶がよみがえって来るので生涯の思い出作りにもなります。
例えば、瀋陽ではやたらゴミを捨てる人が多い。でもゴミ拾い人という仕事がありオレンジ色の制服を着たゴミ拾い人が至る所にいて雇用の確保に一役買っているという説明も実際に写真を見ながら説明した方が「なるほどねぇ」となります。
歩行者が赤信号でも平気で渡るし激しい車の中を掻き分けていくのも現地の人の得意技。というのも写真を見せながら説明したら「へぇ、凄いもんだねぇ」となる。(下の写真クリックして拡大するとこんな激しい通りを渡っている歩行者を発見、よくひかれないもんだ)
本当は2階のアパートの窓からゴミ箱のゴミを捨てるおばさんを目撃した時も写真を撮りたかったけどシャッターチャンスを逃してしまいました。
普段行けない土地をどんなところかと人に伝える場面があったらこの「デジカメ取りまくり」法を是非お試しあれ。単純だけど効果抜群ですよ。これもデジタル文明の恩恵かな。
乗山徹
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