１ドル５０円時代が来る？

ギリシャ問題が連日新聞紙上を賑わしギリシャでは債権国が中心となって支援策を作ったにも拘わらず、その是非を国民投票で問うという。ヨーロッバの統一通貨であるユーロはどうなってしまうのだろう？巡り巡って日本への影響は？
一方では円高が進み１ドル７５円台をつけ一体円高はどこまで進むんだろう？
最近、通貨を巡る不安定な動きが顕著です。世界大恐慌の前触れなのでしょうか？
これから世界経済ひいては日本経済がどうなってしまうのかと漠然と不安を持っているのは私だけではないでしょう。
そんな事を考えていたら、前々日札幌の紀伊国屋書店の出口で山積みになっている本の中でおもしろそうな本を見つけました。

最近テレビに良く出ている浜矩子（はまのりこ）さんの著書「通貨」を知れば世界が読める。副題が“１ドル５０円時代”は何をもたらすのか？です。
浜さんによると、世界通貨の中で最も安定しているのが「円」でドルは既に基軸通貨の機能を失っており実は隠れ基軸通貨として「円」が機能している。日本は未だに円高恐怖症でＴＰＰに飛びつこうとしている。ドルは確実に弱まり１ドル５０円になるだろう。それなれば円建て取引となり対ドルレートに一喜一憂する必要はなくなる。よってブロック経済化につながるＴＰＰ加盟は最悪のシナリオとの事。また統一通貨ユーロは崩壊の可能性がかなりあるとの事。
この本４月の時点での出版ですから半年経って浜さんの指摘通りに着実に進んでいるように見えます。
いずれにしても通貨とは何か、壮大な過去の通貨をめぐる物語を紐解き分かり易く解説してくれています。ビジネスマン必読の書。お奨めです。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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