売上アップアドバイザー シーサー君

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2%と簡単に言うけれど・・・

   

最近、クレジットカード明細を見て気付くのがサブスクリプション型(定期課金)の引き去りが増えてきたことです。
ウィルス対策ソフトやDropboxなどは結構前からそのスタイルだったのですが、マイクロソフトのパワポなど以前は単体で売っていたソフトやアプリが皆このスタイルになっている。

売る側の立場からするとこのサブスクモデルは一度購入すると定期的にしかもそのソフトウェアを使う限り延々と収入になるので単体売り切りより相当稼げるモデルだと思います。
それもあって今やソフトウェア業界ではサブスクモデルが標準スタイルになったようです。

使う側からすると、もう使わなくなったパソコンで契約したウィルスソフトなども請求に混じっていたりしているので気をつけないと余計なお金を支払うことになります。

10月から消費税が8%→10%に上がりますね。
ものを買うたびに2%余計に税金を支払うことになる。こちらは定率ですがこれも見方を変えれば政府によるサブスクモデルみたいなものです。
仮に年間500万円の支出としたらその2%、年10万円余計にお金がでていくことになる。しかも今年1年とかの話でなく、消費税が今後上がることはあっても下がることはあり得ないことを考えると、生きている限り延々と課金されるのです。
10年で100万円、20年で200万円・・・・。

家計はもちろんですが会社でも同じこと。
当然消費税は固定費に組み入れられて会社支出の全てに課金される。
釧路地域の人口はここ5年の推移を見ると、毎年△1.2%の率で確実に減っています。地元顧客を対象とした商売の多くはこれがそのまま客数の減少となり、売上の減少となる。
固定費はサブスク課金の固まりで上がることはあっても下がることはない。
一方、売上は人口オーナスが原因で毎年確実に前年比△1.2%ずつ下がっていく。

これが地域中小企業の基本構図です。
この状態から支出の2%増しですから中小企業側からみたら「勘弁してよ!」と言いたくなります。

既存のお客さんを相手に既存の商売のやり方では年々これまでの商売が成り立つ余地がなくなっている。
力強くマーケティングエンジンを回し続ける会社しか生き残れないのではないかと思う今日この頃です。

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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