売上アップアドバイザー シーサー君

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社名に夢を乗せて

   

先日、創業する方に「ところで会社名は何にするのですか?」とお聞きすると、「中々良いのが思い浮かばなくて・・」とのこと。
社名のネーミングというのは、人によって千差万別で、「以前から社名だけは決めてました」という人もいれば、中々ぴったりの名前が出てこないという人もいます。

社名が地名+業種(例えば東北海道建設工業だとかスナック釧路とか・・・)だと面白みはないけど、何の商売かはわかるのでこれはこれで良いのではないかと思います。説明不足分は社名の上にどんな仕事かを説明するタグラインやキャッチフレーズをつければ良い話です。

実際にコンサルの仕事をしていると、どうしても名前の由来が気になる所ではあります。
というのは、どんな社名にせよ、命名した理由があるし、命名した時のエピソードがあるからなのです。

最近、2社続けて「この社名の由来は何ですか?」と聞いてしまいました。
1社は、ちょっとクスっと笑えるような会社名で、「カーライフタナCAR」って言う中古車販売のお店。
田中さんという社長さんなんですけど、「面白い社名ですね」と言うと、「実は娘が考えてくれたんですよ」とのこと。
丁度、娘さんが事務を手伝っていて、社長さんの人柄も相まってファミリービジネスのほのぼのした感じが伝わり、ほっこりした気持ちになります。

それともう1社は建設関連の会社で、カタカナですが直訳するような語が見当たらない。
お聞きすると、苗字を分解してフランス語と英語をくっつけたとのこと。
これも、開業時に奥さんが考えてくれたそうです。
夫がこれから船出する事業の成功を祈りながら、頑張って奥さんがつくった様が思い浮かび、これまたちょっと心が熱くなる。

って感じで、こんな開業時のネーミングも、会社を説明する重要なエピソード、なんとなく人柄や思いが伝わるでしょ。
だから、会社を説明するインタビューやプロフィール説明にも入れたら良いと思います。

ちなみに私のファーストコンサルティングという社名をカミングアウトしますが(初めてです、ちょっと恥ずかしいのですが)、開業準備をしていた1999年頃は丁度ネット通販の草創期。その頃、ネットでユニクロの服をさかんに買っていたんです。
当時のユニクロは今みたいな世界企業ではなく規模もそうでもなかったですが、柳井さんの革新性や考え方にとても惹かれていて、柳井さんのファーストリテイリングにあやかって付けたというのが真相。

僕の場合は特に感動も何もないんで、人には黙っていましたがそんな所です。
多分、創業者のこだわりが入っているのが社名じゃないかと思います。
そういう意味では、社名って面白いですね。
社名に夢を乗せて空を翔けぬけて!

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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