売上アップアドバイザー シーサー君

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バカみたいでも良かれと思って続ければやがてブランドになる

   

相当昔の話ですが学生時代、自炊していた時に夏場に買った米に虫がたかり、最初は1匹、また1匹という感じだったのが、ある時期一気に増殖して米袋が虫の巣と化し、全部捨てざるを得なかったというのが苦い原体験として覚えています。

これは嫌な方の事例ですが、パンデミック、流行というのは良きにつけ悪しきにつけ、最初は変化に気付かないほど小さな動きだけどある時期から一気に顕在化して増殖するという意味では、これと同じような動きを見せるのではないかと思っています。

先日、釧路経済センターで中小企業基盤整備機構の相談業務の仕事を終えてふと窓から後ろを振り返って、「あっ!」と声を上げました。
釧路市の中心に位置する幣舞橋の上に人がウヨウヨいるではありませんか。

所長によると「天気の良い日の夕暮れ時にほぼ毎日こんな感じですよ」とのこと。
以前からそんな話は僕の耳にも聞こえていたし、前に同時間帯に車で通りかかって人が多いな~というイメージは持っていたのですが、人の固まりのボリュームが以前目撃した比ではなく、多くなっているのです。

何時の間にか、明らかに次元が違うレベルに夕陽を撮りに来ている人が増えているのです。
しかも今は先日の地震で北海道は入り込み数は減っているし、インバウンドは余り見掛けないにも拘らずこれですから。

一時的流行というより、釧路の夕陽がブランドとして定着化しつつある。そしてこの人の固まりはここからもっと増殖する一過程のように思えるのです。

そもそも、釧路の夕陽は何で有名になったのか?
以前は釧路が夕陽の街だなんて言っている人はいなかった。
「俺が世界三大夕日の釧路だと初めて言った!」という人を知っていますが、信ぴょう性は定かではありませんが、僕がその方からその話を聞いたのが、15年位前のように思います。

「世界中を回った船乗りが言うには、マルセイユ、マニラ、釧路が世界三大夕日」とのこと。
まあ、確かに丁度西の空に沈む夕日はさえぎるもののない海に沈んで、時々刻々と変わり息をのむほど美しいシルクスクリーンを一年中経験しているので、そこは太鼓判を押せるのですが。

釧路湿原もそうですが、何の変哲もない当たり前のものと普段生活する者には写っていることに価値を発掘し、そこを発信し続ける。

世界三大夕日なんて大袈裟な、バカみたいと最初は思う。
釧路湿原なんて何の利用価値もない迷惑なヤチ(泥炭地)でしょう。地元民のほぼ全員がそう思っていた。今は地元の宝であり、大きな恩恵をもたらしている。

多分、夕陽もそうなるでしょう。
夕焼け倶楽部など毎日ネット映像を流してきた地元の地道な活動もあるでしょうし、今ではどの観光チラシやサイトにも夕陽のことが掲載されている。

バカみたいでも、良かれと思って続ければやがてブランドになる。
恐らく、人生の、ビジネスの真実なんだろう。

信じたことはあきらめないで続けるべしという教訓でもあるか。

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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