知ってましたか?四季の像の秘密
僕の毎朝のランニングコースは、必ず釧路市の中心にある幣舞橋(ぬさまいばし)を通ります。
朝ランの投稿で、かなりの確率でその幣舞橋に設置されている4つのブロンズ像の写真を投稿することが多い。
先日、インスタグラムの投稿にコメントが入りました。
「舟越保武ですね。良いね~‼️」
中小企業診断協会の北海道支部の前の支部長の千葉恒雄先生からでした。
千葉先生は画廊も経営される美術作品の専門家。
ちょっと虚を突かれました。
というのは、毎朝パシャパシャ撮っているこの4体のブロンズ像、作者などは詳しくは知らず、どの角度から撮っても写真の収まりが良く、良い感じだな~と毎日思いながら撮っていただけなのです。
専門家が敢えてコメントをくれる春の像の作者、「舟越保武」を早速ググってWikiをみると、戦後日本を代表する彫刻家で数多くの作品を残している、とあります。凄い方だったんですね。
さらに夏の像の作者は佐藤忠良。
秋の像は、柳原義達。
そして冬の像が本郷 新。
そもそも僕はこの4つの像の作者が別々だったことさえ知りませんでした。
いずれ劣らず当時(1976年建立)国内でも一流の4人の彫刻家によって春夏秋冬それぞれの像がつくられ、今もその美しい姿で幣舞橋を行き交う人々を見守っているのです。この四季の像の設置は市民運動によるものだったそうで、その資金拠出も含めて当時の市民の思いが込められているのです。
毎日見ているのと、あるのが当たり前で、その由来なんて考えてみたこともなかった。
こんな美しい芸術作品に毎日見守られている我々釧路市民はとてもシアワセだと思います。
今では、この四季の像の建立の経緯を知っている人も少ないと思いますが、当時の市民のセンスと慧眼に感謝と拍手を送りたいと思います。
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乗山徹
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