発信できるだけの根っ子、有るや無しや？

一昨日は札幌で年に一度の中小企業診断士の更新研修を受けてきました。
その中で農業の担い手不足が絶望的なレベルにあるという話が印象的でした。

数字はちょっと不正確かもしれませんが、ある農協では２００戸の組合員のうち、青年部に加入しているのが４０人、その内結婚している人が６人。
つまり将来的に事業を承継していける農家は全体の３％しか居ないということです。
もう必然的に法人化の流れになっていくというのです。

農業に限らずあらゆる業種で「人が居ない」問題は一時的ではなく、今後事業を継続できるか否かの最大の要因になっている。
僕の回りでも「人が居ない」ために事業継続ができない企業が出始めています。

先日の「ザ・工場」の諏訪貴子社長はこの問題に長年取り組んで、自ら広告塔になったりして、この問題への解決の道を掴んでいるようにも思えます。
さらに僕のお客さんでも、「人が居ない」課題をある程度クリアしている会社もあります。

その共通項は、どんな人が居るのか、どんな会社の空気なのか、外から窺い知れるように情報を開示している点です。

相撲部屋のおかみさん的な経営者の存在も共通しています。
普段からあれやこれやって社員の成長をハラハラしながら見守っているという図式があって、それをＳＮＳやメディアでさりげなく発信し続けている。

そういう意味では、筋金入りのブラック企業は発信すればするほどやばいので、そもそも無理。

何でもそうだけど、発信できるだけの根っ子がないと、うまく行かないんだろなぁ～。
結局、そういう結論です。ハイ。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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