良い文学は人生を楽しくする
昨日は読書会でした。
今は2ヶ月に1回のスケジュールで、僕が参加してから17年、来年で100回を迎えます。
毎回、課題図書を釧路高専の小田島先生が設定し、それを各自読んできて感想を述べあうというもの。
今回の本は天童荒太の「悼む人(上巻)」。直木賞の受賞作だそうです。
死者を悼むという行為が取り上げられ、最近僕自身、身の回りで亡くなる人が多く、同じようなことを考えることもあったので、とても興味深く読めました。
それにしてもこの読書会、100回というのは良く続いたものだと思います。
以前は毎月やって感想文の提出も求められていたのですが、段々参加者が少なくなり一時は存続が危ぶまれたこともあり、隔月にして感想文の提出は止めた後は、参加者がまた増えてきて、昨日も12名の参加でした。
これまで日本文学の色々な作品が取り上げられて、夏目漱石や三島由紀夫から最近の作家まで幅広いジャンルの作品が読めるのも魅力の一つです。
村上春樹も「1973年のピンボール」「国境の南、太陽の西」「海辺のカフカ」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の4冊が選ばれています。
それともう一つの魅力が、毎回最後に必ず小田島本有先生の解説が聞けること。
先生は夏目漱石や三浦綾子研究の第一人者ですが、毎回その本の読み取り方を聞くことで、自分でも文学の読み方が自然に身に付いてきたように思います。
さらにもう一つの魅力がありました。
毎回、必ず居酒屋で懇親会があり(自由参加ですが)、昨日は川上町の「味よし」で塩ホルモンをつつきながらビールで乾杯、文学を語り合うというシアワセな時間を持てました。
さらに呑み足りない人で赤提灯横丁の「ぶりすけ」に行き、さらにさらにスナック「スグレイス」へ、最後は記憶がなく領収書だけポケットに入っていたので、寝ていたに違いありません。
おかげで久々に本日は、死んだ診断士状態へ。
やっと夕方、ブログを書ける活力が出ました。
良い文学は人生を楽しくする、って所でしょうか。
もし、参加したい方いれば、声掛けて戴ければいつでも参加できますよ。
ちなみに次回は10/21(土)本は「悼む人(下巻)」です。
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乗山徹
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