読書は命の洗濯

２カ月に１回、読書会に参加しています。
夏目漱石から村上春樹まで明治から現在の日本文学が毎回課題図書として与えられます。
僕も仕事の都合上、毎回参加できているわけでありませんが、今回は何とか読み終えることが出来ました。

課題図書は、宇江佐真理さんの「雷桜」という時代小説。
時代小説というと庶民的な人情を描いたものも多いと思うのですが、この作品は江戸時代の将軍家系の名家とさらに対照的な田舎の村を舞台にしながら、ミステリー小説であり純愛小説でもあり、文庫本で４００ページ弱ある長めの本でしたが、読み始めるとダイナミックなストーリー展開で、次はどうなるんだろうというワクワク感と共に一気に読み終えることが出来ました。

読者としては、どんどん話に引き込まれて次が読みたい、先へ先へと連れていかれるこの感覚というのは、書き手である宇江佐真理さんのシナリオライターとしての見事さに脱帽するしかないですね。

毎回、この読書会に参加してその念を強くするのですが、小説を読むことほど仕事の勉強になることはありません。
「読者」を「顧客」に置き換えて、「作家」を「売り手」に置き換えて、もしこんな風に、「顧客」を次へ次へ、もっと先を見たいと無意識に連れてこれたら、こんなことを目指すのがマーケティングの仕事ですから。

読書会は、２カ月に１回、定期的に活字に集中して心を動かす命の洗濯です。
合わせて、仕事面でも学ぶ部分が大きい。

読書しないと人間ダメになると思う。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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