売上アップアドバイザー シーサー君

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価格弾力性、大きいか?小さいか?

      2017/04/27

飲食店のメニューの値段を上げるべきか、そのままに据え置くべきか、本当は上げたいんだけど、お客さんが来なくなるんじゃないか・・・というご心配。

心配はごもっともです。
価格の変動に対する顧客の反応度合いについて、確か昔経済学で習ったような・・・そう「価格の弾力性」って言葉を思い出しました。

例えば、スナックの飲み代の単価を3000円から3500円に上げたとします。
この500円を値上げした結果、「高いからこの店に来るのやめた」というお客さんが多ければ「価格の弾力性は大きい」となります。
逆に、500円値上げしても、「全然気にしない、ママが好きだから来ているし」って感じのお客さんが多ければ「価格の弾力性は小さい」となるのです。

この価格弾力性の大小は業種やそのお店の性質によって、ケースバイケースで異なります。
元々、値段勝負で安さを売り物にしているのなら、その影響は大きいと思いますし、顧客の多くが安いからという理由で来てない場合には、500円値上げしたからといって殆ど影響はないでしょう。
今の値段の値ごろ感もあるでしょう。4000円を4500円に上げたらまた反応も変わってくると思います。

主力商品の単価を仮に10%上げるということは、イコール売上がまるまる10%上がるということでもあり、経営の根幹にかかわる問題なのです。

安い=善、高い=悪 と考える経営者がとても多いです。
その結果、「働けど働けどなお我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」経営者がとても多いのも事実。

自分の会社の「価格弾力性」について、一度じっくり考えてみませんか?

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北海道釧路市の中小企業診断士&ITコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中!

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