家路

​今日の夕方、夕焼けを見ながらいつもの河岸を走りました。（朝寝坊したので）
走りながら６年前のあの日を思った。

僕はこうやって家路に向けて走っていられるけど、あの日を境に帰る家を無くした人、家で待つ人を無くした人、家にいるはずの家族を亡くした人、とんでもなく沢山の人の人生が大きく変わってしまった。

帰る家がある、家で待っている人がいる、普通に家族と暮らす、普段何でもないと思っていることが、実はとても貴重で大切なものだということが、あの人たちの事を想うと良く分かる。
そして、人間はそんな風に、家路を急ごうにも帰るべき家を不意に奪われることがあるということが分かる。

人は必ず死ぬのです。
でも、この世に奇跡的に生を受けて今を生きている。
生きていることの方が奇跡なのだと思う。
そして、この一見何でもない家路を急ぎ帰るべき家があることが、本当は奇跡的なこと。

毎年この日は、家路を急げるシアワセを改めて噛みしめる日にしたいと思う。

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

最新記事 by 乗山徹 (全て見る)

• 顧客の創造_４つの謎 - 2021/1/2 土曜日
• コロナと共に去りぬ - 2020/6/29 月曜日
• パンドラの箱が開いた - 2020/6/28 日曜日
• 聴覚に多大に影響を与えたアルバムのカバー_１０枚目 - 2020/5/12 火曜日
• 聴覚に多大に影響を与えたアルバムのカバー_９枚目 - 2020/5/11 月曜日