女の一生
一昨日の朝方、102歳の叔母が老衰で亡くなったと兄より連絡があり、急遽葬儀となり2日間バタバタしていました。
102歳で大正3年生まれ、1914年ですから関東大震災より前、第一次世界大戦がはじまった年です。
正に大往生ですね。
一人息子が3年前に先に亡くなり、他に身寄りが居らず、親の世代も居ないため、僕ら兄弟が葬儀を出すことになりました。
最近、親戚中の葬儀を引き受けているこのパターンが多い、そんな年代なんですね。
すっかり葬儀のベテランに(笑)。
それにしても102歳とはよく生きました。
九州佐賀県の浄土真宗の寺に6人兄弟の次女として生まれ育ち、戦前は植民地時代の朝鮮に住んでいた時期もあったようです。学校の教員として勤め、結婚、一男を授かった後、離婚。定年近くまで勤め、長男そして弟である僕の父を頼って60歳で佐賀県から釧路に移住。
長男の嫁と折り合いが悪く別居、長男も離婚し、その後長男と同居。
88歳位からグループホームに入居、最後は看取りで老衰で死去。
本人から自分の人生を直接語るのを聞いたことはないけれど、親や親せきからこれまで伝え聞いたのはこんな感じでした。
二度の大戦を潜り抜けて生き抜いた人生、苦労の多いものだったように思えます。
正に女の一生。
日本の歴史と共に一世紀を生き抜いてきた。
でも、生きている時は日々の暮らしにかまけ、そんの話を聞く余裕さえない。僕に文才があったら、そんな女の一生を書けるんだけどね。
逝ってしまった後に、その人の人生に思いを馳せるのがせめてもの供養かなとも思うのです。
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乗山徹
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