そこ踏ん張りどころです

先日、価格についての相談を受けました。
初めてのお客さまにメインの商品の値引きをしようと思うとの事。

広告を見ていると、特に美容系、エステや美容院などはこのやり方を採っているお店は多いです。
でも、あまり得策じゃないと思います。

新しいお客さまをひたすら求めて価格に訴求する。
その結果、「安いから」来たお客さんが集まるようになる。
延々とセール価格で回すようになるという悪循環に陥り易いのです。

僕は商売をやる人は価格に対するある固定観念があるように思えるのです。
それは、「安くなければお客さんは来なくなるんじゃないか」
「安くなければお客さんに申し訳ない」
というもの。

マーケティングには４Ｐ理論という有名な理論がありますが、マーケティングの要素の中で４つの重要な要素の一つが価格（PRICE）なのです。
価格の設定の仕方を間違えると、会社は大抵うまくいかなくなります。
特に儲かっていない会社の多くは低単価に喘いでいる。
働けど働けど我暮らし楽にならざる、じっと手をみる・・・その結果、倒産に至る。

中小企業は低価格に訴求する方法を採るべきではない。
むしろ価値に見合った価格を設定し、その価値を分かってくれる優良顧客、即ちお得意様をジワジワ増やしていくべき。

値引き志向は商いをする者に取って死に至る病だと言っても良いと思います。
価格を見誤る者は商売を見誤る。
価格、そこ踏ん張りどころです。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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