仕事を断った方が良い理由

「誰に頼めばよいのか分からなかったので乗山さんに電話したんですが、補助金の申請ってやっていますか？」
僕曰く、「すいません、今はその業務一切やっていないんです」とお断りして、他の専門窓口を紹介しました。

僕の資格である中小企業診断士は試験科目に中小企業施策というのがありますし、年に１回の更新研修でも必ず経済産業局の課長さんが今動いている補助金など中小企業施策の説明をしている程で、資格自体が補助金行政と一心同体みたいな感じなのです。

僕も以前は補助金を取るためのサポート業務は頻繁にやっていましたし、一年中、中小企業施策に関わる業務で忙殺されていたと言っても過言ではない位でした。
でも今は、国の施策に関わる仕事は限られた業務のみで、マーケティングコンサルタント１本に絞っているのです。

今でこそ専門外の仕事をきっぱりお断りするのに何の躊躇もなくなったのですが、最初は結構勇気が要りました。
だってそれまでやってきた仕事ですし確実に収入になるわけで、未練やスケベ根性が残るのは当たり前。
でも、それを受けていたら、いつまで経っても「何でも屋」から脱却できないんですよね。

不思議なことに、マーケティングしかやりませんってブログ中心に発信したら、マーケティングの仕事しか依頼されなくなりました。
どっちがシアワセか？
もう当たり前ですが、何でも屋よりマーケティングの専門家の方がシアワセに決まっています。
だって自分の一番やりたい仕事が出来るんですから。

コンサルタントに限らず、「何でも屋」ってシアワセになれないと思う。
どんな時に声をかけたら良いかが一発で分かる専門家でありたいってのが僕のスタンスですが、どない？

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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