思想が大事よ

昨日はエクスマのエレメントＥという塾生限定のセミナーに参加しました。
ここは実験的な場で、昨日はＶＭＤコンサルタントのマットこと藤井雅範さんが村上春樹を題材に文学について、その前段で前職の大手アパレル会社の栄枯盛衰について話してくれた。
会社が思想を亡くした瞬間に崩壊への道を辿り始めた話は、とても腑に落ちて興味深いものでした。

最後に藤村先生が話してくれた内容がとても面白かった。
何故、ピカソの絵が支持されたのか？
絵描きはかつて人物を忠実に描写することで成り立っていた。しかし、写真が出てきてその存在意義を別の所に求めていった。
当時、キュービズムという人間を平面的ではなく多面の方向から捉えようという考え方が出てきて、ピカソはそれを絵で表現した。
人々は、これまでと全く違う斬新な表現と背後にある新しい思想性に熱狂的な支持を送った、
という話。

エクスマが今、相当程度熱狂的に（笑）支持されているのも、遊ばざるもの働くべからずといった、仕事そのものの概念をこれまでと真逆な方向で示したその思想性に理由があるのかな～と思いました。
多分、その思想性に共感して支持しているからこそ、僕もこのスタジオで一緒の時間を過ごしているのでしょう。

人類はその時々で、時代を変える思想性を熱狂的に支持してきた。
カール・マルクスを、ボブ・ディランを、マイルス・デイヴィスを、全てそれまでにありそうでなかった思想であり、やり方なのです。

思想を亡くした瞬間、人間も、組織も、そしてビジネスも、崩壊に歩き始める。
多分、真実だと思う。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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