経営理念が壁のシミにしか見えない理由

経営理念が中々社員に理解されないという話題が出ました。
僕も以前勤めていた会社で毎朝の朝礼で社員一同で唱和していたんですが、正直ピンと来なかった。言葉が全然胸に響かないというか・・・。

あまり細かくは覚えていないのですが、
・わが社は顧客のニーズを満足させ地域社会に貢献します
・日々努力し、収益を上げ、働く喜びを分かち合います。
みたいな感じだったと思います（笑）。

字面だけ見ていると、どこにでもある、ある意味使い古された言葉のオンパレード。
だから、読んだだけで言葉の裏にある思いや意味を理解するのは、絶対無理だと思うのです。

だからこそ、経営者はこの言葉にかけた思いを伝えなければならないと思う。
分かりづらいからこそ、説明が必要なのです。
恐らく、会社を立ち上げて今に至るまでの会社の歴史の中で、経営理念の言葉が生み出された背景や理由が必ずある。
そこを説明されて初めて、「あ～社長、そうだったんですね。」と理解できるのです。

分かりにくいから説明を常にしていく必要がある。
それをやらないから飾ってある経営理念が壁のシミ位の意味しかもたなくなる（笑）のです。
朝礼の場などはもちろん、日々の社長ブログなんかで発信していくのが一番だと思いますけどね。

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乗山徹

代表取締役 ： ファーストコンサルティング株式会社

北海道釧路市の中小企業診断士＆ＩＴコーディネーター。エクスマ手法でお客さん企業の売上アップを日々指導。沖縄好きで三線唄者「シーサー君」としてピン芸人もやっています。「シーサー君ブログ」で手書き絵ブログを一日一絵一文を更新中！

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