セミナー友は足ながおじさん
2日間続けて足ながおじさんの話をしました。
今日初めて読む人は、いきなり足ながおじさんって何のこと?って思うかもしれませんね。
どんな商売でもあなたの会社のファンになってくれる人、共感を感じて応援してくれる人、足ながおじさんのような人は極めて限られている。でもその限られた人たちがお客さんとなって自社の商売を支えてくれている。
販促とはまさにその限られた足ながおじさんにいかに響くメッセージを送って気付いてもらうことなのです。
私たちは親しい友達が商品を買ってくれた時に、ついつい友達だから普段の商売の範疇とは違う、特別なことなのだと考えがちです。
しかし、それは大きな間違い。まさに親しい友達、友達のようなお客さんこそ、足ながおじさんなのです。
僕はここ数年、ワークショップ形式のセミナーの講師をやり続けてきました。それとエクスマ塾では塾生として、或いはサポートスタッフとして携わってきました。その経験からはっきり言えることは、互いに汗をかき必死になって机を並べて学んだ同士、いわゆるセミナー友との結びつきはとても強い。フェイスブックなどSNSを介在する今、その関係性は一生の財産とも言えるでしょう。
セミナー友は足ながおじさん同士なのです。ですからどうせ買えるものならそのコミュニティ内で買おうという気持ちが芽生えるし、実際にそう行動する。
セミナーで友達になったから特別などと考えない方が良い。
そうしたセミナーという同好の士が集まったコミュニティ内の足ながおじさん同士の消費、これがSNS中心の現代の典型的消費なのです。
だから同じ仲間内でも自分のビジネスが何なのか?堂々とUSPを説明できた方が良い。
友達消費は例外で特別なものどころか、現代マーケティングの中心がお友達消費なのです。
マスマーケティングは完全に過去のものとなり、同好の士とどれだけ結びつくか、友達とどれだけつながるか、足長おじさん同士の関係にどれだけなるか、そんなお友達マーケティングの世の中に完全に変わったのだと思っています。
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乗山徹

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