「働けど働けどわが暮し楽にならざりぢっと手を見る」方へ

2016/02/23

ビジネスモデルって良く聞く言葉ですよね。
最近だとスマートフォンを活用した配車サービスで世界中で話題を集めているウーバーとか、ホテル代替の民泊システムのAirbnb (エアビーアンドビー）なんかが画期的なビジネスモデルとしてメディアでも紹介されています。

誰もがこんな先進的なビジネスモデルをとれるわけじゃないのですが、日頃コンサルや相談をお受けしていて、今のビジネスモデルそのものを見直さないとアカンなぁ～という場面は多々あります。
その前にビジネスモデルとは何ぞや？って話をしましょう。

ビジネスモデルをＷＥＢで調べると「儲けを生み出す仕組み」のこととあります。
１．誰に対して、どんな価値を提供するのか
２．そのために、保有する経営資源をどのように組み合わせて、その経営資源をどのように調達し
３．パートナーや顧客とのコミュニケーションをどのようにして図り
４．いかなる流通経路と価格体系で顧客に届けるか

僕の言葉でビジネスモデルを定義し直すと「儲けるためのざっくりとした道筋と全体像」って感じかな。
どんなターゲットに、どんな商品を、どんな価値（強み）で、どんな方法で、どの位の価格で、どんな経路を辿って、売るのか？

今のビジネスモデルの延長線上でちゃんと食っていけるだけの収益があるだろうか？と疑問符が付くケースはとても多いのです。
例えば、企業再生の相談企業の典型的な例ですが、現在自社の取引シェアの多くを大手との取引が占めているけれど、その多くが極めて利益の薄い実質赤字の取引でやればやるほど赤字が膨らむ。
収益モデル自体が破たんしているのですが、目の前の資金繰りのために思い切ってこのビジネスモデルを転換できないのです。

この場合には食っていくためには取引先を大きく見直し、価格（利益）を取れる取引に変えない限り、事業の継続は出来ないことになります。
明日に続く・・・って明日の内容はこれから考えます（笑）

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