強みは伝わらないのです

2016/01/31

先日のコラボセミナーでは「ＵＳＰって何だ？」というお話をしました。
マーケティングのご相談を受ける時に、初対面でも或いは既に何回も会っていても、このＵＳＰが何かというのは最も重要で永遠のテーマとも言えるものです。

USP(Unique Selling Proposition)とは、英訳そのままで、独自の、売りの、提案。
独自の売りを「強み」に、提案を「言葉」に言い換えると、自分独自の強み・セールスポイントをワンセンテンスの言葉で表現したものがＵＳＰだと言えるでしょう。

例えば僕の商売は経営コンサルタントですが、ＵＳＰは「売上アップアドバイザー」とか「景気に左右されない自力集客の仕組みをつくる経営コンサルタント」となります。
自分の商売の特長、強みがターゲットに対して直接響く言葉で伝わらなければ商売はうまくいかない。
これを逆に言うと、ＵＳＰはターゲットにさえ強く響けば良いのです。だからこのＵＳＰを考える場合に、まずターゲットが絞られていることが大前提。

会社の売上が上がらない要因の殆どは、お客さん（ターゲット）から気付いてもらえない、よって声が掛からないことです。
気付いてもらえない原因は、ターゲットに対して、情報発信をしていない、或いは情報が全く届いていない。

ですから、全ての作業の前にまず自社にメシを食わせてくれるターゲットは誰なのか、そのターゲットに対する自社の売り・強みを言葉にしたＵＳＰを表現することが絶対必要なのです。
放っておいてもあなたの欲しいお客さんに強みは何一つ伝わらない。
今一度、あなたのターゲット、買って欲しいと思っているお客さんにあなたのＵＳＰが伝わっているか考えてみて欲しいのです。恐らく殆どの方は冷静に考えると驚くほど伝わっていないことに気付くはずです。そりゃあそうですよ。伝えてないんだから。
ターゲットに対して敢えて伝える努力を繰り返さない限り、おまんまの食い上げ・・・保証します（苦笑）。

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