実は売りたい商品を持っていない人がとても多い

2016/01/14

昨日は守成クラブ釧路の月に１回の例会でした。
このクラブは会員同士の商談会を毎回提供していて、円形テーブルに８人位座って３～５分間程度で自社商品アピールをするというのが基本パターンです。こういったことを毎月２回繰り返していき、取引を深めていくのです。

僕はこの場で自社のセミナーなどをアピールもしますし、もう一つの役割としてこの商談のテーブルマスターとして司会の役割をしていて、全員が持ち時間を全うできるようにしゃべりすぎる人を制したり、逆にあまりしゃべれない人に質問したりして、なるべく各人が存分に自己アピール出来るように調整しています。
常に全員の話に神経を集中しているとコンサルタントとしてもの凄く勉強になり、自分自身この車座商談会が大好きな時間なのです。

こういう商談の場で、自分を凄く良く伝えきれる人とあまり伝えきれない人がいます。
色々な要因がありますが、まず第一にはっきりしているのが説明するときのチラシやリーフレットなどの販促物の有無が挙げられます。
当然、販促物を聞き手の手元に見せながら説明した方が圧倒的に印象に残る、というより口頭だけで説明してもテーブルを離れた途端忘れられる。ということはせっかくの商談に出てきても殆ど効果もないし、成果も得られないということです。

ものを売る時に販促物の有る無し、さらにその販促物の出来映えが決定的に作用するのは間違いないのですが、昨日はいつもよりチラシを配って説明している人が少なかった。１月ということであまり商材になるネタがないのかもしれませんが、ちょっと別の原因が見えてきました。

それは、「商談に臨む場で、売るべき商品を持っていない人がとても多い」ということです。
売りたい商品が無いからチラシもつくってこない、これが多くの商業者の実態じゃないか、そんな風に僕には思えてならないのです。

でも、本当に売るべき商品がないのだろうか？
僕は違うと思っています。
どんな人でも売るべき商品を持っています。それが見えていない、或いは気づいていないだけなのです。

ここは商売の根幹に関わる部分。
ＵＳＰ（ユニーク・セリング・プロポジション）、その人にしかない価値、独自性は何か？
伝わらなければモノは売れない。
でもその伝えるべき商品がなければ一歩も前に進むことは出来ないのです。

１月２６日（火）【シーサー君コラボセミナーｖｏｌ２】の僕の受け持つ部分「ＵＳＰって何だ？」はそんな商売の根幹に関わる最も大事な部分の見つけ方のお話をしますので是非聴きに来てくださいね。

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