シェアの経済

2015/10/12 2015/10/15

昨日の記事で本が売れる重要な要素として、ＳＮＳ紀元前ではマスメディアによる広告、書評などのパブリシティ、文学賞の受賞の有無などマス効果が圧倒的に支配していたけど、ＳＮＳ紀元後になるとそれに加えてフェイスブックやブログでの口コミ効果、いわゆる「シェアの経済」（僕が勝手につくった造語です）が相当程度売れ行きに左右しているのではないかと書きました。

このシェアの経済の支配は、今となっては本に限らず、影響の大小の差はあれどほぼ全ての商品に言えるのだと思います。
いかにして売上を増やすかといった時に、必ずこの「シェアの経済」をいかに効かせるかが決定的な要素になった。だからどれだけシェアされやすい情報を出すか、そのためには商品の提供者自信がＳＮＳ上の影響力をどれだけ持っているかが重要だし、さらに拡がりを持ってシェアしてもらえるような人とより多く深くつながっていることも重要だと思うのです。
本というのはあらゆる商品の中で最もネット化が進んでいるから尚更上に書いたような動きが分かり易いのですが、他の商品も基本的には「シェアの経済」の支配が日ましに強まっているのだと思います。

僕の周りでも「シェアの経済」の申し子のような人達が顕在化してきて成功者が現れつつあるのですが、「シェアの経済」を知って、その中でよりよく生きるためにはひたすら良い情報を世の中に誠実に出し続けるしかないように思います。
この「シェアの経済」に自分がどれ位取り込まれいるか？僕なんか最近買った本のほぼ９割がＦＢやブログで知人が紹介しているものです。あなたも、最近そんな感じで逃れようもなく結構シェアの経済の中に巻き込まれているはずです。
この際、取り込まれる一方でなく、取り込むことを真剣に考えましょうよ。

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