去る者は追わずでよい
2015/11/12
先週まるまる1週間、デジタルデトックス期間を設けてSNSから一切遠ざかっていましたが、その中で気付いたことで「やっぱりそうだったのか」と思ったことは、日頃いかに膨大な時間をSNSに費やしているかということです。
放っておくと自分の生活の中で何が一番大事なのか、本業の仕事の時間を侵食し本末転倒になってはいないか、それに気付いていたからの修正だったのです。
で、僕が今思っていて実行し始めたのは、SNSの特に情報を受ける時間、読む時間に気をつける。時間を取られ過ぎないことです。
SNSは情報を発信すればするほど、つながる人が増え、その結果受け取る情報がどんどん増えていきます。おそらく全てのつながった人の情報を全て読んでいたら24時間あっても足りなくなるでしょう。
フェイスブックは創始者のマーク・ザッカーバーグがハーバード大学時代に学生の交流サイトとして作ったものが原型となっている。元々こんなに多くの人がつながることを想定していないのだと思うのです。恐らく、FBに代わる次の時代のSNSの覇者アプリはこの「読み切れない」というFBの最大の弱点を克服したものになるのかもしれませんね。
僕は相当な時間を費やしてこれまで極力読もうとしてきましたけど、読める時に読みたい人の記事だけ読む、に切り替えました。恐らく、そんな人が増えてくるし、そこがFBの限界かもしれません。
僕みたいな人が増えると、どうしたら記事を読まれるかというのはせっかく発信している側からすると常に考えなければならないと思います。
当然、有益で面白いというのが基本だと思いますけど、それだけでも堅苦しいかもしれない。時には身の回りの背景も交えて、楽しく盛り上がっている写真や感動した風景を切り取ったりってのもあった方が楽しいかも。
やっぱり真面目な記事だけのブログリンクとか、メシの写真だけ、飲み会の騒いでいる写真だけとか、いつも「この人同じような記事だな」と思うとフォローをやめることが多いように思います。
それら諸々含めて、要は相手に興味を持てれば読むだろうし、興味が持てなければフォローを止める、それで良いのだと思います。
結局は自分の発信を通じて自分の人間性を好きな人だけが残る、そうでない人は自然に離れていく。リアルの世界と同じですね。
とことん自分らしい発信をして、それが良いという人だけ残る。去る者は追わず、それがSNSの暗黙の掟。まあ今のマーケティングの本質がこれかもしれません。
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乗山徹
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